とにかく、やってみなはれ

読書本の紹介です。西堀岳夫さん編、「とにかく、やってみなはれ―西堀栄三郎語録」です。


西堀栄三郎さんは、私に技術者として仕事の取組み方や考え方を書物を通して教えてくれた人です。


この方が書かれた「西堀流新製品開発―忍術でもええで」は当時読んだときに衝撃を受けました。


こんなにストレートでわかりやすく技術に対する考え方を解いている本はないと思いました。


『虚心坦懐にものごとを見る』という考え方は、今の私の基本になっています。


とにかく、やってみなはれ

とにかく、やってみなはれ


さて、この本ですが、ご子息の西堀岳夫さんが、西堀栄三郎さんが書かれた著書の中より、氏の多種多様な経験から得た多くの知識と知恵や人間に対する暖かいヒューマニティと深い洞察によって生まれた数億の語録や名句を一冊の本にまとめたものです。


時間がたって、こうやってまとめられたものを読み直しても、昔得た感動と同様なものを感じ取ることができました。


本は著者との出会いであると述べた人がいたが、西堀栄三郎さ出会いは、私にとっては大きな出会いであったように思う。


技術士試験を受ける方は、特に技術者倫理にも通ずるような語録がでてきますので、勉強の合間に読まれてはいかがでしょうか。