「ホンネ」を引き出す質問力

読書本の紹介です。堀公俊さん著、『「ホンネ」を引き出す質問力』です。


ホンネを聞きだすっていうのは本当に難しいですよね。質問する相手やその時のシチュエーションによっても接し方や聞き出し方に気をつけなくてはならないし、こちらの想定した通りに、事は進むとは限らないしね。


まして、最近は普段の情報のやり取りはEメールだけ、隣の席に人にもメールで連絡する人がいるような世の中になってきて、益々ホンネを聞きだすのが難しくなってきているように思えます。



「ホンネ」を引き出す質問力 (PHP新書)

「ホンネ」を引き出す質問力 (PHP新書)



この本は、ファシリテーションの第一人者である著者が、互いの理解を深め、人と人との絆を強くするための、ホンネを引き出すテクニックを、具体的かつ実践的に解説しています。


5つの章立てになっています。各章の表題は次の通りです。特に第2章では、ホンネを引き出すテクニック大全として10個のテクニックが解説されていますので、その表題も合わせて示しておきます。


第1章 なぜホンネが引き出せないのか?
第2章 自己開示を促進する10の方法
 1)自己開示しやすい場をつくる
 2)集団圧力を下げる
 3)安心できる場をつくる
 4)互いの関係性を高める
 5)段階的に自己開示させる
 6)自己開示を受け止める
 7)返報性を活用する
 8)ペースを舵取りする
 9)反応を読む(観察する)
 10)表現方法を使い分ける
第3章 ホンネが人と集団を成長させる
第4章 本当のホンネを引き出す質問力
第5章 ホンネがわかれば対立から脱けだせる


部下を持つリーダーの方や何を考えているかわからない上司を持つ方、またクライアントさん相手にいち早くホンネを察知しなくてはならないコンサルタントの方々など、非常に参考になる本だと思います。

ご一読されてはいかがでしょうか。