アホか。

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹著、「アホか。」です。

著者がその週に起こったニュースを紹介して解説を配信している「百田尚樹チャンネル」のメルマガをまとめ書籍化した第3弾になるものです。

 

取り上げている題材が、タイトル通り、思わず「アホか?」と突っ込みたくなるものばかりです。

 

どこからでも読める、気軽に読める、ずっと真剣に読む内容でもない・・・というように肩肘張らずに読める本です。

 

私は、トイレで用を足すときの合間に読ませて頂きました。

 

世の中には、いろいろな人がいるんだなあと思わせてくれる一冊です。

 

危ない読書

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、佐藤優著、「危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ」です。

圧倒的な読書量ならではの、読書紹介です。

 

それも選んでいる書籍は。「悪書」です。

 

いずれも日本における社会的常識や倫理観に反する危険な本で、それを20冊も紹介していくれるのです。

 

著者の良いところは、どの章、どの部分を読めば、その本の真髄を知ることができるかも紹介してくれるところ。

 

また、多面的な視野から、その本の価値を提示してくれるところだと、私は考えています。

 

本書も、そのサービス精神は大いに活かされており、紹介していただいたいずれの本も興味深く、その内容を知ることになりました。

 

しかし、読書好きには、何やらその人ならでは嗜好もあるようで、そのような中でも、ああ、これは絶対、俺は読まないなというものもいくつかありました。

 

興味を持ったものについては、ちょっと手を伸ばしてみようかなと考えています。

 

 

民王シベリアの陰謀

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、池井戸潤著、「民王シベリアの陰謀」です。

 

本書もウィルスを題材とした小説です。

 

それを民王で、どのような展開になるのかと思いましたが、おもしろい展開で、どんでん返しもあり、ああ、これもドラマ続編ができるのかなと思いました。

 

ここで、登場するウィルスは、古代マンモス起源のもの。

 

小説の中では「マドンナ・ウィルス」と命名されていました。

 

実際の政治の世界もここに描かれていることと、それほど違いはないのかなと思い、読んでいましたが、武藤泰山総理、カッコいいです。

 

ドラマでの配役、遠藤憲一さんも良かったなあ・・と思いながら、本書もドラマ化されることは望みながら、読み終わりました。

 

楽しく読める一冊です。

 

もしも徳川家康が総理大臣になったら

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、眞邊明人著、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」です。

 

自由民主党の総裁選挙の日に、この本を読み終わったのもなにかの因果だろうか・・・

と考えさせるのだろうか・・・と、そこまで考えさせられる内容ではないですが、実に面白い小説でした。

 

個人的には、SFの要素が強いと思うのですが、ビジネス小説のカテゴリーで、書店では販売されていました。

 

久々の小説です。

 

ストーリーは、日本の首都官邸でクラスターが発生し、総理が感染し、死亡する。混乱の極みに陥った日本政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる計画を実行するというものです。

 

日本史の中では、いろいろな関係がある人物が登場したりとなかなかユニークな物語です。

 

これは、ドラマ化あるいは映画化されることもあるんじゃないか、そんなことも読後、思いました。

 

今の時代にマッチした内容で、日本の歴史も断片的に学べ、かつ我々一人一人が、日本に、そして政治にどう向き合うべきかも考えさせられる内容になっていると思います。

 

ちょっと厚いですが、ご一読、お奨めします。

補助金を有効に活用するために、考えて欲しいこと

先日も書きましたが、「何か使える補助金ありますか?」とか「来月、新店舗を出店するんで、それに補助金を使用したいんですが?・・」的な問い合わせが多いです。

 

そんなときは、まずは補助金そのもののスキームを理解してもらうことが必要だと思い、公募要領が出されてから、補助金が貰えるまでのスケジュール感をイメージして頂く説明をすることにしています。

 

まず、補助金の要点は

補助の対象となるのは、補助事業期間に支払われた経費のみ、しかも後払い」

であることです。

 

補助金公募、申請から受給までのフローと概略スケジュール

・公募要領発表

   ↓      募集期間(1~2ヶ月)

・申請締切

   ↓      審査期間(1~2ヶ月)

・採択発表

・交付申請

・交付決定

   ↓      補助事業期間(6~10ヶ月)

・完了報告

・確定検査

補助金請求

補助金支払

(青文字:事業者側のアクション、黒文字:行政側対応)

 

ポイントは

■補助の対象となるのは、補助期間に支払われた対象経費のみ。

 (原則、この期間内に、発注、納入、検収、支払の全てを行う)

 (交付決定前及び後に支払われた対象経費は、補助対象外)

■実際に補助金が支払われるのは、完了報告して、確定検査後に補助金請求をしてから

■それまでの資金は、自社で用意する必要がある。

 

このようなことをお話すると、すぐに貰えるものでないこと、事業計画等が必要なこと等を理解してもらえます。

 

逆に言えば、将来の投資計画があり、それが補助金の目的に合致しているような取組であれば、上手に活用することができるので、「まずは、事業者様ご自身が、将来どのような取組みをしたいのか考えてください」とお話しています。

これ、いったいどうやったら売れるんですか?

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、永井孝尚著、「これ、いったいどうやったら売れるんですか?」です。

 

本書、マーケティング理論についてわかりやすく解説している本です。

 

この本の秀逸なところは、事例を身近なところから提示していることだと思います。

 

やさしく、わかりやすく書かれているので、マーケティングのこと、勉強したいんだけどという方にはお勧めです。

 

8章立てで、1章ごとに2つのマーケティング理論が出てきますので、16個のマーケティング理論と親しむことができます。

 

 

補助金についての勘違い

中小企業施策の中に補助金がありますが、事業者の方でこの補助金について勘違いしている方が多いです。

 

「来月、新しい店がオープンするんだけど、なんか補助金ない?」

 

「今、ちょっと運転資金が苦しいんで、補助金で何とかなりませんか?」

 

こんな、突拍子もないことを言われます。

 

と言っても、何もしらない事業者にとっては、大いに真面目なことで突拍子もないことなんですが・・・

 

そんなことを言われたときには、「補助金について、若干、説明させて頂きますね・・」と言って、簡単なレクチャーをさせて頂きます。

 

補助金公募から支払いまでのフローを示して、以下の特徴をお話します。

 

■補助の対象となるのは、補助期間に支払われた対象経費のみ。

 (原則、この期間内に、発注、納入、検収、支払の全てを行う)

 (交付決定前及び後に支払われた対象経費は、補助対象外)

■実際に補助金が支払われるのは、完了報告して確定検査後に補助金請求をしてから。

■それまでの資金は、自社で用意する必要がある。

 

すぐに手に入るお金ではなく、キャッシュバックのようなものだと話すのです。

 

すると、「知りませんでした」「わかりました」「勉強になりました」等々の言葉を発し、理解してくれます。

 

コロナ禍になり、経営的に苦しい企業も多く見られますが、新しいことに取組むチャレンジングな企業も多いです。

 

今は苦しい時かもしれませんが、なんとかひと踏ん張りしてもらいたいと願っています。