これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、『取引先の倒産を予知する「決算書分析」の極意』です。
著者の決算書の考え方が面白いです。
客観的な「成績表」と見る一般的な分析とは異なり、決算書はあくまでも「報告書」であるという見方です。
「報告書」なので、それはあくまでも報告者にとって都合の良い形で作られているという見方にたって、各項目の数字をチェックしていくとのことです。
そして、「粉飾」が存在することを前提に、本当の「支払能力」がどれだけあるのかを見出すことが肝要だと述べています。
全体的に読みやすかったです。
このような見方があるということを知っておくことも必要かなと思いました。