知識ゼロから決算書が30分でわかる本

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、坂本剛著、「知識ゼロから決算書が30分でわかる本」です。


著者は、ドラマ「半沢直樹」の監修税理士だそうです。



この手の知識は、常に使っていないと忘れてしまうので、書店で本書を見つけて購入しました。


本書の面白いのは「Yahoo ファイナンス」を用いて、財務諸表の見方を勉強しようということです。


本書を読んだお陰で、Yahoo ファイナンスの使い方が少しは理解できました。


まずは、財務三表の「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の読み方が書かれています。


そして、これらを使った分析として企業の「安全性」「収益性」「成長性」に関する財務分析指標の解説があります。


それを踏まえて実際の企業の決算書を見ていくわけですが、ANAグループとサイゼリアが事例に使われています。


結構、粉飾決算について書かれていたのですが、「半沢直樹」監修税理士だからなのかもしれませんね。


タイトル通り、読むのに時間はかかりませんが、中身は結構濃いと思います。


また、中小企業診断士第一次試験及び第二次試験を受験されようと考えている方にも参考になる本ではないでしょうか。