日本のDX最前線
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、酒井真弓著、「ルポ 日本のDX最前線」です。
「日本はDXが遅れている」「これからはDXだ!」のようなことが巷では言われています。
でも、「DX」って何?という方も多いのではないでしょうか。
今、日本で「DX」についてどのような取り組みが行われているのかが知りたくて、本書を手に取りました。
著者が3行政機関(政府CIO補佐官、経済産業省、金融庁)、7社(コープさっぽろ、トライアル、イカセンター、セブン銀行、コーセー、アクロスエンタテインメント、コナミデジタルエンタテインメント)を取材した「DX」に携わる当事者たちの声が取り上げられています。
とは言え、実際にDXにのめり込んでいる方々の話なので、DXで何をしたらいいのか、どんなメリットが持たされるのか等々、これから取り組もうとする方には参考にならないかもしれません。
取り組めば、こんな素晴らしい未来が描けるんだと捉えるのか、なんか「DX」って面倒くさそうと感じるのか、捉え方によって変わってくるかもしれません。
ただ、人手不足、少子高齢化等々、これからの我が国のことを考えると、取り組まなければいけない課題のように思えます。