コストダウンは自らが行える利益確保手段である。
だから、企業はコストダウンを行う。
そして、関連部門でどれだけコストを削減できるか、検討・実行していくことになる。
そのための、ベースとなるのは、現在購入、あるいは生産している材料、部品、加工費などの現在の費用がどうなっているかだ。
自社内のものは、その値の正確性は高いであろう。
しかし、外部から購入しているものは、正確性は高いと言えないかもしれない。
それは、それらを供給してくれるところも、企業であり、利益確保を追求しているからだ。
もしかしたら、あなたの会社で購入しているもので、不当な利益を上げている企業があるかもしれない。
あくまでも、不当な利益だ。
お互いWIN-WINになるためには、双方にとって、利益になることで、不当な利益はWIN-LOSEの関係だ。
そのカラクリを見抜くための相手側との唯一の資料が見積書と言えるだろう。
コストダウンを進めていきたいと考えているあなた。
見積書を穴の開くほど、見て、それを分析しているだろうか。
分析するためには、まずは準備が必要である。
次回は、分析を行うため、そしてコストダウンに結び付けるために、どのようなステップで進めるかを解説したい。