「その日暮らし」の人類学
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、小川さやか著、『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』です。
「その日暮らし」・・・なんか、憧れる言葉です。
タイトルに惹かれ、本書を手に取りました。
「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 (光文社新書)
- 作者: 小川さやか
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/07/14
- メディア: 新書
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ここで取り上げられているのは、タンザニアの人たち。
この人たちの日々の暮らしぶり、仕事への姿勢。
そして、アフリカにはかなり中国が進出していることは聞いているが、香港をベースとした中国との貿易をどのように行っているか・・等々が書かれている。
いずれも個人ベースをしたもの。
お金の貸し借りについても書いてあるが、感覚的には日本人とは大きく違うことがわかる。
アフリカの人を取り上げ、どのような経済活動を行っているか、その考え方、行動形式等を知ることができ、なかなか面白い本でした。
こんな感じで生活できるなら、それはそれで良いかもしれないが、今までの日本の慣習に染まっているので、精神的にも心情的にも、やはり無理かとも思いました。