ザ・ジャストインタイム

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、フレディ・バレ& マイケル・バレ 著、 松崎久純 監訳、 依田卓巳翻訳、「 ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む」です。


本書は、ある米国の工場がトヨタ生産方式の導入して、現場を改善していく姿を小説仕立てにしたものです。


ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む


著者はフランス人だそうです。


工場改善の部分は、ある程度知識がない人でないとイメージするのが難しいかもしれないと思いました。


しかし、この生産システムが人をベースにしているところを強調しているところには共感を覚えました。


出版され、10年の年月が経っていますが、このちょっと前から「ザ・ゴール」のように生産システム関連の内容を小説仕立てにした本が結構出てきたことを思い出しました。


大野耐一さんが書かれた「トヨタ生産方式」を読んでから、本書を読むと理解が深まるものと思われます。