弱者はもう救われないのか

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、香山リカ著、「弱者はもう救われないのか」です。


久々の香山本です。



この著者の書いた作品は、わかりやすかったのですが、今回の著書は何が言いたいのか、よく理解できませんでした。


格差社会になり、少数の強者と多数の弱者になるので弱者が救われないのでしょうか。


強者と弱者は相対的なものであるような気がします。


金銭的な面でだけでなく、精神的なものや環境的なものもあるように感じるのですが、その辺りが良くわかりません。


また、いろいろな人たちの考え方を引用しているのですが、著者がどう考えているのかが、私には最後までよくわかりませんでした。


これから考えていかなければいけないテーマの一つとしての提案なのか、それとも著者の考えを述べたかったのか・・・


多分、著者も消化不良だと思うので、同じテーマで書かれた次作に期待したいです。