「勝ち方」の流儀

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、桜井章一勝間和代共著、『「勝ち方」の流儀』です。


桜井章一勝間和代、このどう見ても噛み合わない二人の対談をまとめた本です。


そもそも麻雀プロのテストに合格したからといって、対談の相手に選んでいいのだろうかと思ってしまいました。



理路整然と話を組立てようとする勝間氏に対し、それをいなすかのような桜井氏の発言。


難しいことをわかりやすく説明することが自分のやるべきことと言っている割には、すぐに誰それの発言、実験と言って他人の研究成果などを述べる勝間氏。


一方の桜井氏は、自分の体験、経験を通して語るので、その語り口にそういうものが滲んでくる。


見た目は、うまく話が進んでいるように見えるが、それは大人同士の対応で、そうしているだけであり、まるっきり合っていないなと感じることができたのが面白かったです。


雀鬼会のメンバーである藤田晋氏との桜井章一氏との本もあったので、それと読み比べてみようと思いました。


どんな差があるのか楽しみです。