スマホは人気で買うな!

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、吉本佳生著、「スマホは人気で買うな!」です。


サブタイトルに「経済思考トレーニング」となっている通り、本書は身近な題材をベースにクイズ形式で経済思考を学ぶことができます。



題材は、例えば、ケチャップのお特用はなぜ割高か、ホテルや映画料金の謎、無料サービスのカラクリ、悪徳商法を減らす方法、住宅ローン借り換えの裏技等が取り上げられています。


クイズ形式で、まずなぜだろうと考えさせられ、次に解説されているという形式です。


また、コラムもいくつかあり、経済思考を持つということは、どういう所に着眼すれば良いのかが、わかるようになっています。


ちなみに、家族構成が少人数化になってきたため、お徳用サイズのケチャップやマヨネーズは相対的に売れなくなってきたそうです。


そのため、規模の経済性が平均コストと価格を下げる効果は、相対的に、ふつう以下のサイズのほうが働きやすく、大きなサイズでは働きにくくなったということです。


経済学・・・なんて難しそうと思ってしまうけど、経済って身の回り、普段の生活中の出来事なんですよね。


そんな経済を身近なものにしてくれる一冊だと思います。