これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、重倉英樹著、「シグマクシス 経営論Z」です。
本書は、創業5年で上場を達成したコンサルティング会社会長兼社長が企業経営について語っている経営書です。
この会社、名前はシグマクシス。
本の帯には「東大生が入るベンチャー第3位」と書かれています。と言うことは、まだ第1位と第2位のベンチャーもあるわけで、どこなのか知りたくなっちゃいますね(笑)
- 作者: 倉重英樹
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: 単行本
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さて、本書は、三章立てになっていて、Part1では、これから経営に必要と思われること。Part2では、シグマクシスとはどのような会社であるか、Partt3では、そのシグマクシスを創業、経営している著者自身の軌跡について書かれています。
まず、これから起こる4つの変化について述べています。
それは1)人口増加、2)ITの進化、3)グローバル化、4)ソリューション化の4つです。
これからを踏まえて、これからの経営はどのような方向に進むべきかを述べています。
伸びている企業と言うのは、皆、人を大事にしていますが、やはり人財にすべくどのように育てていくかが述べられています。
詳細は、本書を読んで頂いた方が良いと思います。
実に歯切れの良い、わかりやすい文章で書かれています。
最後に書かれていた、「楽」と言う言葉は「たのしい」とも読めるし、「ラク」とも読める。でも、両方同時に読むことはできない。「たのしい」ことは「ラク」ではないし、「ラク」なことは「たのしく」はない・・・と言うのは名言だと思います。
私は、ちょうど創業された年にMOTの社会人教育で著者が講師の授業を受講する機会がありました。
実に聡明な人で、ぶれていない人だと感じました。
本書は、経営者の方、経営者を支援する方等に読んで頂けたらいいのではないかと思います。