反日・愛国の由来
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、呉善花著、「反日・愛国の由来 韓国人から見た北朝鮮 増補版」です。
本書は、2003年に出版された『韓国人から見た北朝鮮』の増補版だそうです。
しかし、日韓関係がクローズアップされている今、読んでも古いと感じることはなく、なぜ韓国や北朝鮮はあのような行動を取るのかについて、歴史的背景も含め知ることが出来ます。
反日・愛国の由来 韓国人から見た北朝鮮 増補版 (PHP新書)
- 作者: 呉善花
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
著者は、韓国人でもあるのに関わらず、本年7月に韓国への入国を拒否され、強制的に日本へ戻らされたそうだ。
それ程、著者の研究内容は韓国を刺激することになっているようです。
さて、本書で著者は、韓国人・北朝鮮人の意識・行動のルーツは5百年以上にわたり朝鮮半島を支配した李朝にあるとしています。
そして、朝鮮人の特異な性格を小中華思想、事大主義、自民族優越主義、父系血縁主義、理念主義などのキーワードによって簡明かつ客観的に説明しています。
この説明は、大変理解しやすいものです。
また、私は漢字を廃止したことにより、抽象的な概念を想像する力が非常に弱くなっているという指摘には感心しました。
確かに、概念的なことに関心を示さない人達が多いことを経験しているからです。
韓国及び北朝鮮の朝鮮民族を理解し、現実を見据えるための本です。
今、世間ではいろんなことを言っていますが、その真偽やなぜ韓国や北朝鮮はあんな言動になるのかということを感じている人にとっては、読んで納得の一冊になると思います。