人に強くなる極意

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、佐藤優著、「人に強くなる極意」です。


本書は、人間力を強化するためのアドバイス集です。


著者曰く、「本書に記された内容は、標準的な努力ができる人なら確実に実行できることだけだ。本書は究極の実用書と考えている。」とのことです。



「怒らない」、「びびらない」、「飾らない」、「侮らない」、「断らない」、「お金に振り回されない」、「あきらめない」、「先送りしない」の8つのテーマに対して、著者の考え方を著している。


「できるだけわかりやすい言葉で記している」と書いてあるだけあって、非常に読みやすいし、わかりやすい。


本書にも書いてあるが、体験していないことは体験している人から話を聞く、映画や本で疑似体験する、そしてアナロジーを働かせるということで、各章の終わりには、そのテーマの参考図書も紹介されています。


著者の体験を通して書かれているので、なかなか説得力があると思います。


「図太い人」になることを目指している人は、読んだ方がいいでしょう。


また、新入社員などまだ世間の風をそんなに当たっていない人たちもアナロジーを働かせるために本書を読むことをお奨めします。