これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、山崎将志著、「残念な人のお金の習慣」です。
出だしが面白い。
まず、吹奏楽部で全国大会常連の公立高校の話が紹介される。
公立高校だから、在籍期間は3年間、しかも毎年卒業生と新入生が入れ替わる。そんな中で、なぜ彼らは常に高いレベルを維持できるのだろうか?

- 作者: 山崎将志
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 新書
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そして、今度は2つの質問が投げかけられる。
問一 あなたは、お金を稼ぎたいと思っているのか、いないのか。
問二 あなたが稼ぎたいお金は、どのくらいか。
そして目標によりそれは違ってくることを指摘してくる。
要は、どのような目標を持つかということ、ただしお金が目標というよりか、あることを成し遂げる目標を掲げることでお金もついてくるというものが良いらしい。
このような導入部から、次に話は大きく2つの部分に構成される。
一つは、仕事を通して稼ぐこと。
二つめは、金融商品に関すること。
結論から言えば、金融商品には手を出さず、仕事を通して確実にお金を稼ぎましょうと述べています。
著者自身、いくつかの金融商品に手を出して、失敗しているとのことある。
金融商品に関しては残念な人であると本人も述べている。
しかし、その失敗をきちんと説明してくれているので、金融商品って何か儲かりそうだけどどうなんだろうと考えている人は、この本を読んで、もう一度考え直してみるのも良いのではないだろうか。