図書館で借りるJAZZアルバム−その196−

読書が終わった本が山積みにされた書籍の要塞と化した書斎の中で聴く、図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。


今回紹介するアルバムは、ジョン・コルトレーン、「オラトゥンジ・コンサート:ザ・ラスト・ライヴ・レコーディング」です。


ジョン・コルトレーンが亡くなったのは1967年7月17日。


このアルバムは、同年4月23日のライヴだから、亡くなる3か月前の演奏ということになります。


ライブ会場はハーレムのオラトゥンジ・アフリカ文化センターです。


オラトゥンジ・コンサート(ザ・ラスト・ライヴ・レコーディング)

オラトゥンジ・コンサート(ザ・ラスト・ライヴ・レコーディング)


収録されている2曲とも、かなり演奏は前衛的です。


1曲目は、もう過激な演奏としかいいようのない激しい吹き方をしています。


2曲目は、おなじみの曲ですが、ジミー・ギャリソンのものすごく長いベース・ソロからスタートして、そのあとコルトレーンが前代未聞の壮絶なブロウを繰り広げます。


死期を感じ取っていたのでしょうか、コルトレーンの気迫の籠った演奏です。


パーソネル
ジョン・コルトレーン(ts、ss)、ファラオ・サンダース(ts)、アリス・コルトレーン(p)、ジミー・ギャリソン(b)、ラシッド・アリ(ds)、アルジー・デウィット(Bata Drum)、ユマ・サントス(perc)


曲目
1. イントロダクション(ビリー・テイラーによる)
2. オグンデ
3. マイ・フェイヴァリット・シングス