これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、加藤達也著、「なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争」です。
著者は、朴槿惠大統領への名誉毀損罪で起訴された産経新聞の加藤前ソウル支局長。
裁判の結果は、無罪を勝ち取りました。
なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争【山本七平賞受賞】
- 作者: 加藤達也
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は、当事者による初の手記で、この事件の背後や裁判ではどのようなやり取りがあったかなどを知ることができます。
そもそもなぜ起訴されなくちゃいけないのか。
名誉棄損は第三者でも訴追することができるというから、驚きです。
実際に起きたこと、それもその当事者の手記なので、読んでいても緊迫感があります。
最後に裁判記録の抜粋があるのですが、著者の弁護側の証人と呼ばれた、日米それぞれのジャーナリストの答弁は、素晴らしいと思いました。
読み終わったとき、つくづく日本は、良い国であるなあと感じました。