平成26年度中小企業診断士第2次試験に向けて(12)

解答例を見て、どう思われましたか。


事例文の文言をなるべ使うようにしても意外とスッキリしているでしょ。


それから、問われていることを文頭に持ってきて、試験管が問うていることに対して、きっちりとその内容に答えているんですよ!という姿勢で解答を作成しています。


例えば、『C社が首都圏市場への参入で活用すべき競争優位性は何か』と問われているので、解答では、「C社が首都圏市場参入で活用すべき競争優位性は、・・・」と答えているのです。


この方法が良いのは、問われていることに対しての解答の抜けを防止できる点です。


ですから、私の場合、設問文で何が問われているかの部分には下線を引き、事例文を読んで、それに対しての解答のキーワードを設問文の脇にメモしておくというスタイルを取りました。


さて、文字で書くとスッキリとしてしまいますが、このパターンを自分の身体に浸みこませなくてはなりません。


まずは、時間配分です。


試験時間は80分です。


あなたは10文字何分ぐらい出かけますか?


これより、設問の解答文字数を見て、解答を書く時間をザっと割り出してみましょう。


10文字を30秒で書くことができるとすれば、今回解いた平成25年度中小企業診断士第二次試験事例Ⅲでは、60+120+80+120+140=520字ですから、26分で解答を書くことができます。


ですから、解答を書く時間を30分取るとして、残り50分で、1)問題、設問文を読む、2)事例文を読む、3)解答の方向性を考える ことになります。


例えば、問題、設問文に10分、事例文に25分とすれば、解答を考える時間は15分となります。


このように時間配分を組立てて、事例問題に取り組むことをお奨めします。


次回は、試験当日までの間に、どのように鍛えていくかについてお話したいと思います。