これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、浜六郎著、「高血圧は薬で下げるな!」です。
この本を手に取ったのは、本年の健康診断の結果、血圧が高いので再び医師のもとに訪れたときに、このままだと降圧剤を飲まなくてはいけなくなりますよと、言われたのがきっかけです。
- 作者: 浜六郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 新書
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本書は、タイトルの通りで高血圧のこと、また降圧剤のことが書かれています。
降圧剤は、薬価が高い新薬にシフトしている傾向にあるととともに、ガイドラインが2000年、2004年と見直され、高血圧と判断され、降圧剤を処方される血圧値がそれ以前と比べ下がっていることを指摘しています。
これらの新薬は、プラシーボ(偽薬)を使った比較試験もなく、本当に効用があるかどうかについても疑わしいところがあるようです。
また、今までの様々な検証などより降圧剤によっては、癌などを誘発する可能性もあることも書かれていました。
私も医師に降圧剤を処方するかどうか聞かれたときに、まずは食事や運動などで改善を図ると答えたので、今は食事の対応と歩くことで改善を図っています。
日本人は、血圧が高い傾向にある人が多いようです。しかし、それは年齢によっては必要で上がっていることもあるので、医師の言っていることだけではなく、自分でも確信が持てるような情報が必要だと思います。
そんな風に感じている方は、本書を是非お読みください。