「通貨」を知れば世界が読める

本が山積みされた書斎の中の本に埋もれそうな机の上のわずかなスペースで綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、浜矩子著、『「通貨」を知れば世界が読める』です。


本の帯には、「円高・円安に一喜一憂するのがバカらしくなる!」と強面のオバサンの写真とともに掲載されています。


このオバサンというか、この方が著者なのですね。


10万部突破ということで、ベストセラーなんですね。


「通貨」を知れば世界が読める (PHPビジネス新書)

「通貨」を知れば世界が読める (PHPビジネス新書)


読んでみると、確かに面白いです。


文章が切れがあるというか、簡潔に書かれています。


内容としては、基軸通貨の歴史的変遷とともに、それを管理していた国の経済的な栄枯盛衰が語られています。


そして、現状から今後どうなるのかの予測というか観測、もしかしたらこの著者の願望、希望が書かれています。


今まで、この手の本は、難しい理論めいたものが書いてあるような気がして敬遠していたんですが、非常にわかりやすくて、参考になりました。


10万部突破のベストセラーになるのも頷けます。


私と同じように、為替や通貨のことって、なんか難しそうで取っつき難いなと思っている方々にはお奨めの本です。