孫正義 リーダーのための意思決定の極意

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ソフトバンクアカデミア特別講義、「孫正義 リーダーのための意思決定の極意」です。


本書は、孫正義の「ソフトバンクアカデミア」での二回の公開特別講義、「意思決定の極意」と「孫の二乗の兵法」をもとに構成されています。


ソフトバンクアカデミアとは、孫正義が後継者を育成するために、ソフトバンクグループの内外から受講者を募って開いた学校だそうだ。


孫正義 リーダーのための意思決定の極意

孫正義 リーダーのための意思決定の極意


第1部の「意思決定の極意」は、孫正義が投げかける30の質問、選択肢は2つという状況で、直感的にどちらを選択するかの「意思」を選び取るいことを迫られます。


最初の何問かを経過すると、孫さんが選択するのはどちらかなというのが、結構読めてくるから面白いです。


また、この選択肢、実際のソフトバンクの事業を進めるなかで、孫さんが選択したものなので、その後の解説を読むのも楽しいです。



第2部の「孫の二乗の兵法」は、孫さんが20代の頃に考案したもので、「孫子」と「ランチェスターの法則」をベースにしているとのことです。


掲げられた25文字の中に、理念、ビジョン、戦略、心構え、戦術が秘められています。


これは、よく考えられているなと思わず感心してしまいました。


本の中にも述べていますが、考えに考え抜いて、これだけのものに昇華させたのだと思います。


リーダーとはいかなるものなのか、またリーダーとしての意思決定はどのようにされるべきか、非常に参考になると思われます。


さらにこれを進化させ、自分バージョンの戦略が描くことが必要なのでしょう。