足で稼ぐ
中小企業診断士としては活動を始めたときのことです。
独立のとき、最初に戸惑ったのは、中小企業に知り合うきっかけをどうしたら良いかということ。
そんなときに紹介で、ある地区の調査事業のメンバーとして参画することができました。
これは、ラッキーでした。
調査の訪問先は、そのほとんどが中小企業。
5名のチームでの活動ですが、一人当たり約1,000社を訪問しなければならない。
最初は、面識のない事業所へ飛び込みで行くわけですから、どう切り出そうか、なんて言おうかなど頭の中を巡らせながら動いていました。
毎日、毎日各訪問地域を歩きました。
万歩計をつけていたのですが、1日1万2千〜1万7千歩ぐらいのペース。
靴も4カ月ぐらいで底がすり減ってきて、半年経つと交換っていうペース。
でも、この足で稼ぐは良い経験でした。
知らないお客様に会って話す、話を聞いて頂く、話を弾ませるなどなど、相手との呼吸がいかに大事かを身をもって理解することができました。