昨日、事業承継に関するフォーラムに出席しました。
皆さんのお話を聞いて、理解できたのは、事業承継は、時間がかかる大変高度な経営課題であるということです。
ということは、あるところまで事業を継続されている事業者さんにとっては、常に念頭に置いておかなくてはならないことです。
しかし、実際に街へ出てみると、その実情はちょっと惨憺たるものではないでしょうか。
結構、廃業を考えられている事業者さんが多い。
仮に、事業承継を進めるのに10年もの期間が必要だとするならば、かなり早いうちに準備させなくてはならない。
いろいろな施策が、国や自治体で実施されているが、そういう施策があるのを知る人は、ほんの一握りしかいないのも実情だと思う。
人口が減り、消費も低迷します。円高で輸入品の方が安いです。などなど、いろいろな外的要因はあるかもしれないが、実際に日本で起業している事業者が事業を続けられないのでは、益々、日本そのものがシュリンクしてしまう。
創業と事業承継の二本柱で、日本の産業振興を図ることが必要なのではないか、と様々な方のご意見を伺い、そんなことが頭に浮かんだ一日でした。
