【合格体験記】二次試験:口頭試験

口頭試験について書きます。口頭試験当日の試験を受けるまでの様子については、2009年12月20日のログに書いたのでそちらの方を参照していただければと思います。


指定された部屋の前に置いてる椅子に座り、時間になって部屋のドアが空き受験生が呼び出されるのを待つ。ドアの背にして椅子に神妙な顔をして座っている受験生がいる変な風景。


試験開始時間だと時計を見ると、ほぼ同意に私も声をかけられ、試験室の中へ入った。試験官は2名。荷物を置く椅子があり、そこにカバンとコートを置く。


まず、受験番号と名前を言うように指示を受ける。受験番号と名前を伝え、椅子に座るのを促されてから、着席する。


いよいよ口頭試験の始まりだ。


まず、今までにやってきた経歴について聞かれる。これは、業務経歴に書いた記載内容に沿って、職務内容を話せば良い。
そう思って、話し始めましたが、試験官の顔色を窺うと、何かが不足しているような面持ち。ここで頭で業務経歴を追い始めると、アッ抜けているものがありました。

そこで、「済みません。○○○についても、△△の時期に携わっていました」と言うと、私から向かって右側の試験官が頷いてくれます。


内心ホッ助かったと思いながら、「・・・以上です。」と言い締めくくる。


次に技術的体験論文の内容について説明を求められました。


これは、試験前に寄ったガストで、復習した提出した技術的体験論文のポイントをなぞって、話し始める。
それぞれのポイントを話すたびに頷いてくれる試験官。
話す時は、左右の試験官にワンセンテンスかツーセンテンスごとに顔を向け、目を見て話しかけるように話すことを努めました。
何か内容に沿ってチェックしているようで、手を動かし丸かレ点をつけているような様子でした。


このとき、言われたのは私特有の技術の部分はどこにありますかというきつい質問。一つ一つの技術は確立されたものであるが、それを体系的かつ仕組みとして浸透させた云々と答えたようなに思います。


次に質問されたのは、クライアントに対しての接し方。コンサルタントなのだから、クライアントの意志を最大に尊重する旨を述べると、なんでもクライアントさんの言う通りにするの?


って聞かれたので、ハッと思ったのが、技術者倫理についての質問だろうと思い、もちろんコンプライアンスに違反するようなことに対しては、きちんとクライアントに指摘し、改めさせますと言うと、頷いて、さっと何かを書き込む仕草を確認しました。


最後に左側の試験官が専門とする事項としては、QCDESの云々って書いてあるけれど、他にどのようなことをやっているのかと聞かれました。
これに対しては、業務履歴に書いてある内容で補完したものと、そこには書いていないがということで補足をしました。


右側の試験官が、左側の試験官に何かありますか?というともうないとのことで、ハイありがとうございました。


ということで口頭試験が終了しました。部屋に置いてある時計を見ると10分も早く終わっているので、これでいいものかとちょっと不安になりました。


また、記述試験の解答に関しても質問されるということでしたが、幸いなことにそれは聞かれませんでした。
といっても、終わった直後は、記述試験の内容は聞かれないし、試験時間は、早く切り上げられるし、不安に感じる要素もあったのですが、試験官が頷いて、何かチェックしていたことを、心の糧に合格発表を待とうという気持ちに切り換えることにしました。