アホ社長のアタマの中

関西の方は梅雨入りとのことですが、東京も曇りで、肩こり症のものにとっては、余計肩こりが進みそうな天気ですね。
先ほどまで、中小企業診断士活動をしていました。久々にクライアントさんのところへお伺うし、中小企業ものづくり支援制度の補正予算での事業の説明に行きました。
勉強熱心な方なので、既に県や経済産業局の事前説明は聞かれており、話は当初の意図とは異なり、今後の事業展開についてに移っていきました。
社長さんの熱い考えや思い、悩みを聴いてきました。私が社長さんの話をメモするより、こちらの話をメモされているので、それだけ、いろいろと思い巡らせていることがあるんだなと感じました。


紹介する本は、「アホ社長のアタマの中」です。著者は、斎藤之幸さんです。


アホ社長の頭の中

アホ社長の頭の中


この本は、社長としてふさわしい行動とはいかにあるべきかを、裏返した形で書かれた本です。この本に出てくるような社長さんが、中小の企業では本当に多いのだと思います。
「会社は社長の器以上には大きくなれない」と言われています。経営者であり、従業員を牽引していく存在である社長は、大変なポストだと思います。しかし、それを「偉い」と勘違いしては、人はついてきません。会社のことも、従業員のことも責任をもつ。その意識と会社をどうしていきたいかの夢やビジョン、その情熱が人を惹きつける要素の一つになると思います。
経営コンサルタント及び社会保険労務士として活躍されている著者の今までの経験を通して見てこられたダメ社長が見事に描き出されていると思います。