花咲舞が黙ってない

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、池井戸潤著、「花咲舞が黙ってない」です。


テレビドラマでのタイトルをそのままタイトルに使用しています。


本書、2016年に読売新聞に連載されていたものを文庫化したものです。



全7話で構成されています。


池井戸作品の特徴は、一話でも完結していて十分楽しめるし、全体が繋がって大きなストーリーとして構成されています。


今回も、東京第一銀行の経営環境の悪化から、産業中央銀行との合併発表、そして、合併に伴う両行の綱引きの中での様々な対応など、起伏あるストーリーになっており、楽しく読ませて頂きました。


ビックリしたのは、半沢直樹が登場するのですが、話自体が花咲舞をメインにしているので、ちょっと中途半端な感じもしました。


小説は読み始めると、やっぱり一気に読んでしまいますね。