これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、兵頭二十八著、「東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる」です。
なんか、凄いタイトルですが、北朝鮮の核弾頭搭載ミサイルの可能性があるから、このような本が出たのかと思い、手に取りました。
東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる (講談社+α新書)
- 作者: 兵頭二十八
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/10/05
- メディア: 新書
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読んでみると、ミサイルを発射を想定している国は、中共(中国)です。
経済崩壊に直面する中国では、国民の怒りを外に向けるためだけに対外強攻策を採ろうとするだろう。
その時、日本に向け核ミサイルを発射することは効果的だということで、もし、発射するとしたら、どこが狙われるのか、それはなぜかについて書かれています。
本書を読むとわかるのですが、核弾頭をどの位置で爆発させるかは、その後、その土地が使えるのか、全く使い物にならなくなるのかを分かるようです。
この辺りも、核ミサイルを発射する国は、戦略的に選択するようです。
そして、その周辺の都市は、どの程度の影響を受けるのか等が解説されています。
この本を読んで、感じたことは日本は本当に平和ボケしているなということです。
相手から攻撃を受けた時に、国民がどのように避難したり、対処したりすれば、いいか、その情報提供と訓練が必要かもしれません。
また、今後、新たに建てるビルや地下鉄の改修や新設がある場合には、避難所としての機能強化も図るべきではないかと思いました。