韓国人に生まれなくてよかった

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、武藤正敏著、「韓国人に生まれなくてよかった」です。


外交官として12年、韓国に在住した著者が、書き著した最近の韓国情勢についての本です。


韓国人に生まれなくてよかった

韓国人に生まれなくてよかった


朴槿恵が弾劾を受け、大統領の職を解かれ、文在寅が新大統領になった韓国。


その文在寅大統領が、どれほど北よりの思想の持ち主であるかを力説しています。


また、財閥に経済を牛耳られているこの国では、不平等さが大きく、努力しても報われない。


それなのに、財閥などは、徴兵や神学などで特権的な利益を受けることができることに対する市民の不満とやるせなさ。


12年間住んでいるだけのことはあって、見事にこの国の負の部分を書き記しているように感じました。


タイトルは、かなり強烈なのですが、中身はいたって正論ではないかと思います。


厳しいながらも、著者の韓国に対する愛情も感じられる本だと思いました。