検索禁止

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、長江俊和著、「検索禁止」です。


ネット社会になり、なんでもネットで検索すると、それが何かがわかるようになっています。


そんな中で、その言葉で検索すると、見ない方が良いようなグロテクスクなものも出てくるようなことがあるそうです。


検索禁止 (新潮新書)

検索禁止 (新潮新書)


決して調べてはいけない、見てはいけない、この世には知らない方がよいことがあるということです。


本書では、最初、そんな言葉、「くねくね」「カシマさん」「コトリバコ」など“検索厳禁"という凶兆の言葉がどんな由来のもであるかを解説しています。


進撃の巨人』『エクソシスト』『八つ墓村』など、有名な作品に秘められている真相も語られています。


読んでみると、確かに「検索禁止」だなと思えるのは第1章だけで、最後の方は、著者自身が執筆した小説のPR的要素も大きくなっているように感じました。


とは言っても、この本を読まなければ知ることがないようなことが、多く著されているので、個人的には興味を持って、面白く読むことが出来ました。