日本テレビの「1秒戦略」

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、岩崎達也著、『日本テレビの「1秒戦略」』です。


本年1月2日NHKで「新春TV放談2017」を見た時、フジテレビの凋落ぶりがかなり語られていた。


それと比較され、日テレの強さも語られていた。


そんな経緯もあり、書店でタイトルを見て、本書を手に取った。



本書を読むと、どのようにして日テレが視聴率を獲得していったのかがわかる。


そこには確かな戦略があったのだ。


本書でも語られているが、それはマーケティングでもある。


そういう意味では、本書は普段知ることができないテレビ業界を覗くということだけではなく、お客様の興味を引く魅力を与えるためには、それだけのマーケティング戦略が必要であるということとがわかるだろう。


そいう意味では、本書はビジネス書でもあると言える。


2019年を目途にテレビ番組をインターネットで同時に配信することを総務省が解禁する方針を固めたということが本書でも書かれている。


大きく外部環境が変わる中で、テレビ局各局が、これからどのような戦略を描くのか、今後注目していこうと思う。