「ココロ」の経済学

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、依田高典著、『「ココロ」の経済学: 行動経済学から読み解く人間のふしぎ 』です。


本書は、行動経済学の一般向け解説書になっています。


扱っているテーマは、一般の行動経済学より広いそうです。



平易な言葉で書かれていること、行動経済学の歴史的背景というか、研究者の変遷などもわかります。


本書を読むと理解できることは、人間の心理状態により、必ずしも合理的な選択をするわけではないということでしょう。


合理的な損得でhなく、目の前の確実なものに目が向くということと、将来の得より今の得なんだなということが分かりました。


脳の働きとの関係も記述されたりしており、面白く読むことができました。


アカデミックな本ですが、ビジネスにも大いに活用可能な本だと思います。