シャイロックの子供たち

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、池井戸潤著、「シャイロックの子供たち」です。


久々に読んだ池井戸作品。



これ、文句なしに面白かったです。


構成が素晴らしいです。


最初の方はある銀行を舞台にした短編集みたいな作りなんですが、それぞれの話が絡み合って、中盤以降はミステリー仕立てになってきます。


また、読んでいくとそこに書かれている人物が予想とは違う人を取り上げているのがわかるどんでん返しみたいのもありながら、終盤にかけて謎が謎を呼ぶような話になっています。


これは、ネタばれするより読んだ方がいいです。


ぜひ読んでみてください。