これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、澤田克己著、『韓国「反日」の真相』です。
こちらで仕事をしていて、日本に帰ると、「向こうはいろいろと大変でしょ・・」と言われます。

- 作者: 澤田克己
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: 単行本
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報道等などで取り上げられている部分を見ると確かに、そういうように感じてしまう面もあるでしょうが、日常でそんな大変なことはありません。
本書は、なぜ韓国の方たちは、あのような行動や言動をみせるのかを、相手の立場も踏まえて解釈している点が、今まで読んだ本の中では一番強く感じました。
やはり、顔や背格好が似ているからといって、「国が違う」「育まれてきた文化の背景が違う」ということを理解することが大切なことなんだなと本書を読んで感じました。
この本にも書かれているように、韓国になんらかなのかかわりを持つ人たちは、「最近の韓国は嫌いだけど、韓国人はいい人たちだ」と話す人たちが多いということですが、確かにそうだなと思います。
いわゆる嫌韓本のような、一方的な見方ではなく、客観的に見てどうなのか・・・という観点で、現在の韓国の状況を知りたい方たちにはお奨めの本です。