夜の経済学

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、飯田泰之&萩上チキ共著、「夜の経済学」です。


本書は、経済規模の予測をアンケートや聞き取り調査などの結果をもとに統計的に推定しています。


ただし、その規模や実態を明らかにしようとしているのが、風俗などの表だって、経年変化をみてこなかったような分野です。


夜の経済学

夜の経済学


そして、単に統計的な処理をするだけでなく、そこからどんなことが読み取れるのかを表わしているのが面白いです。


だって、あまり明らかにされていない領域だしね。


目の付け所と言う点では、同様の本が門倉貴史氏も書いていますね。


そちらは書店でチラッと見ただけなので、なんとも言えませんが、この本は扱っている題材、そしてその題材に対しての実態を可視化しようとするアプローチの姿勢、その分析等で、私はなかなか面白い本だと思いました。