これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、池上彰著、『池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」宣言』です。
この本を書店で手に取ったのは、この間行われた都知事選の細川護熙氏へのインタビューも行っていて、小泉元首相の「原発ゼロ」宣言に関する本であったからです。
この二人の接点はどこにあったのだろうということに興味がありました。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 径書房
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を読むと、使用済み燃料の最終処分をどうするかという大きな問題を日本は議論しないで放置しているということがわかりました。
この問題をクローズアップしたら、もうこれ以上原発なんて増やすことはできないし、逆にいつまで稼働させておくんだという議論がもっと盛んになるんでしょうね。
そういう意味では、小泉元首相の「原発ゼロ」と言うのは、日本の将来を見据えての宣言だったのかなと思えます。
この本は中身が非常に濃いです。
今、東日本大震災から丸三年ということで、福島原発の被害のことが取り上げられ報道されています。
我々の日本、これからどのようにしていったら良いのか考える上で、非常に示唆に富んだ本だと思います。