日本企業が韓国企業に勝つ4つの方法

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、香月義嗣著、「日本企業が韓国企業に勝つ4つの方法」です。


この本は、韓国でサムスンやLGなどの財閥企業などを指導した経営コンサルタントをしている著者が、韓国企業を分析し、日本企業勝利の法則を提示しています。


日本企業が韓国企業に勝つ4つの方法

日本企業が韓国企業に勝つ4つの方法


著者は、日本から韓国に渡りコンサルタントとしてビジネスを始めてから6年になるそうです。


韓国という地に足をつけて韓国企業を見ているので、韓国企業の強み、弱みの分析は的を射たものになっていると思います。


私もこちらに来て、1年ちょっと経ちますが、確かにそうだよなと思うところが、きっちりと指摘されています。


例えば、論理的思考力や問題解決力の不足、計画性よりも根性で乗り切る、情報共有の文化がない・・・などは、読みながら頷いていました。


これらの分析を踏まえて、日本企業の進むべき方向性を提示しています。


なんとなく、韓国企業に押されてしまって気おくれしているように感じている人は、本書を読んで日本の強み、良さを知って、グローバルな形で活路を開くヒントを得てはいかがでしょうか。


面白い本でした。一読をお奨めします。