これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、柴田昌治著、「考え抜く社員を増やせ! 大転換期の「対応力」を育てる法」です。
本書は、今のような転換期に考える力を養い、新たな方向へ活路を見いだせるような人たちを育てるための本です。
そのためには、どのようにしたら良いか、職場の一体感を生むための著者の職場変革コンサルティングに基づく変革論です。
考え抜く社員を増やせ! 大転換期の「対応力」を育てる法 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 柴田昌治
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/02/12
- メディア: Kindle版
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著者の柴田氏の本に共通しているのは、職場内で徹底的に話し合うということです。
それも各自が本音のレベルが引き出せるまで話し合う。
この本でもその点は共通しています。
この本では、今の30代、40代の人たちは枠組みを決められた中では効率的に仕事をこなすが、その枠組みを外した途端、何をしたら良いのか迷ってしまうという点に危機感を感じられているようです。
だから、物事を本質的に捉えて、どうしたら良いかを考える力を養っていきたいとうことです。
そのためには、ちょっと非効率に思えるかもしれないが、物事の本質を感じ取るまで話をすることが大事なんだということだと思います。
今の職場の進め方でいいのか、でもどうしたら良いのかわからないという人は、本書を読むとそのヒントが得られるかもしれません。