これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、野口吉昭著、『ビジネスを成功に導く! コンサルタントの「決断力」』です。
物事を決めて、実行するって、なかなかきちんと考え判断してかなくてはならないが、日本人って、そういうのが苦手な人が多いのではないだろうか。
この本は、そんな「決断力」をつけるためには、どのようなプロセスを踏めばいいのか、また周囲に影響力を与えるためには何が必要なのかを示してくれています。

ビジネスを成功に導く! コンサルタントの「決断力」 (PHPビジネス新書)
- 作者: 野口吉昭
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/08/18
- メディア: 新書
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次の九つのプロセスが決断のプロセスであると本書では述べています。
1)前提の確認
2)目的&目標化
3)課題の体系化
4)選択肢の設定
5)判断軸の設定
6)判断
7)決断
8)実行
9)リスクマネジメント
本書では、まず「決断」ってなんだという本質を眺めるところからスタートします。
そして、この九つのプロセスに沿って、それぞれ解説しています。
昨今の政治家の行動やカルロス・ゴーンの決断、コミットメントなどの我々も知っている事例を結びつけ、説明してくれていますので、イメージしやすく理解しやすいです。
決断したら、「行動」するのではなくて「実行」しなくてはならない。
「実行」とは実現するために行動するだけであるとか、決断は人を動かす影響力、パッションを感じさせるものでなくてはならない、などは、うん、うん、そうだ、そうだと納得してしましました。
非常に読みやすい本です。
「決断力」をつけたい方は、是非読まれてみてはいかがでしょうか。