ザ・ブランド
本が山積みされた書斎の中より読書本の紹介です。
今回紹介する本は、ナンシー・F. ケーン(著)、 樫村 志保(訳)、「ザ・ブランド―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略」です。
久々の大作を読みました。500ページの書物ですが、飽きることなく読むことができました。
本書は、18世紀のウェッジウッドから現代のハワード・シュルツ、マイケル・デルまでの6人の起業家を取り上げ、彼らがいかに新市場を創出し、不朽のブランドを築いたのかが分析されています。
ザ・ブランド 世紀を越えた起業家たちのブランド戦略 (Harvard Business School Press)
- 作者: ナンシー・F.ケーン,Nancy F. Koehn,樫村志保
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2001/11/14
- メディア: 単行本
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著者は、ハーバード・ビジネス・スクールの経済学部教授であり、歴史学者です。
ですから、この本は、この起業家6人を通しての歴史の本でもあり、この起業家それぞれの伝記でもあると思いました。
ここで取り上げられている起業家は、英国陶器「ウェッジウッド」、加工食品「ハインツ」、百貨店「マーシャルフィールズ」、美容「エスティ・ローダー」、コーヒーチェーン「スターバックス」、そしてコンピューター「デル」。ハワード・シュルツ氏率いる「スターバックス」という、それぞれのブランドを立ち上げた人達です。
本書は、ある中小企業診断士の勉強会で、私に割り当てられた本でした。
なかなか良い本でした。このような機会がなければ、自分からは手に取っては読まない本なので、ラッキーだったです。
良く「歴史に学べ」と言われたり、MBAではケース・スタディとして過去の事例を取り上げますが、やはりそういうことは大事なのですね。