ブルーアイランド戦略

今日、日経ビジネスオンラインの記事紹介のメールをザーッと眺めていたら、『市場の独り占め方 ボロ儲けにはコツがあった!』というタイトルを見つけました。


なんか、中小企業診断士の小話のネタになりそうなので、早速、そのタイトルにカーソルを合わせ、その記事に飛んでみる。


この記事の出だしが凄い。


「正直に言う。私は今、市場を独占している。」グッと読者を引き寄せるフレーズではないか。


ということで記事を読んでみる。


この市場を独占するのは、著者に言わせると何てことはないらしい。


要は、進出する事業の着眼点で、1.他人がやっていない小さな事業を見つけて、こっそり始める、2.そして一気にノウハウを確立してしまう。


こうすれば、大企業といえども、その事業には簡単には手を出してこない。しかも、市場が小さければ、進出するのも面倒だからやめておこうとなるらしい。


この戦略を著者は、「ブルーアイランド戦略」と名付けている。


ブルーオーシャン戦略」と似ているように聞こえるが、まったく違う経営戦略だと思ってもらっていいと著者は言っている。


では、どこが違うのか?


ブルーオーシャン戦略」は、競争の激しい市場から離れ、競争のない未開の大市場を切り開こうというものだ。


この「ブルーオーシャン戦略」には難点があると著者は言う。


それは、成功する確率が低いこと。さらに問題なのは、もし成功を収めたとしても巨大な市場を切り開くために、多くのライバル企業が乗り込んでくるので、ガポガポ儲かる期間が短いというのだ。


広大な海で勝負しようとするのではなく、小さくて誰もいない「無人島」を探して、陸に上がれということだ。そうすればライバルも陸に上がるのは面倒だと考えるということだ。


この記事は連載ものらしい。そしてこの記事が初回のようだ。


読んでみるとニッチな領域の「ブルーオーシャン戦略」のような感じもするが、ニッチな領域ではそれはオーシャンではないでしょうということで、アイランドなのかもしれない。


これからも、この連載を追ってみようと思った。