生産系コンサルタントの道 Wライセンス取得の奨め(29)

中小企業診断士第2次試験、技術士第2次試験のいずれも合格したらそれで終わりではありません。


中小企業診断士試験では、口述試験があります。


これは、中小企業第2次試験で出題された事例Ⅰ〜事例Ⅳの与件文やその設問を題材に、試験から質問されたことを口述で答えるというものです。


まあ、どの事例を取り上げるかわからないので、各事例問題の与件文と設問、できれば自分でどのような解答をしたのかは覚えておいて、試験に臨んだ方が良いと思います。


中小企業診断士第2次試験の合格者に対する口述試験は、通過しない人の数がほぼいない状態なので、基本的には試験官の問いかけに対して、きちんと受け答え出来ていれば、落ちることはないと思います。



さて、中小企業診断士第2次試験合格後は、口頭試験に備えるだけで良いのですが、技術士第2次試験筆記試験を合格したら、技術的体験論文の提出が必要になります。


業務経歴書と技術的体験論文を基に口頭試験が行われるようです。


中小企業診断士試験における口述試験とは異なり、技術士試験においては部門によって差はありますが、約2割程度落とされる人が出てきます。


ですから、技術的体験論文の内容は、しっかりと自分のモノになっている必要がありますし、ここで無理して背伸びしても口頭試験でボロが出る可能性が高いのですから、自分が業務でやってきたことを設問の要件に照らし合わせてきちんと書くようにしましょう。


次回は、技術的体験論文の関して、もう少し詳しく書きたいと思います。