読書本の紹介です。
今回紹介する本は、藤沢晃治さん著、『「交渉力」を強くする』です。
コミュニケーションというのは、ある意味、相手との交渉なのかもしれない。
交渉というと、何か買うときとか、契約を結んだりするときなどに必要な能力と思われるが、コミュニケーション能力の一つだと考えれば、「交渉力」が強い方が良いであろう。
この本では、上手な交渉を行うための16の原則について、身近な交渉事例を交えて解説している。
「交渉力」を強くする―上手な交渉のための16の原則 (ブルーバックス)
- 作者: 藤沢晃治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 新書
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交渉に失敗するには、以下の10の原因があるそうだ。
原因1.性格が「お人好し」すぎる
原因2.自ら先に本音を明かしてしまう
原因3.主張に説得力がない
原因4.交渉姿勢がかたくなである
原因5.感情的になる
原因6.安易な妥結案に飛びつく
原因7.相手の話を聞かない
原因8.相手の視点で考えられない
原因9.相手に期待値を上げてしまう
原因10.ハッタリすぎる
どうです?思い当たる節があるのではないでしょうか。
一方、交渉に勝つためには、次の16の基本戦略がある。
基本戦略1.欲しがらないふりをせよ
基本戦略2.交渉決裂の恐怖に耐えよ
基本戦略3.正しい根拠で主張せよ
基本戦略4.相手の期待値を下げよ
基本戦略5.巧みに吹っかけよ
基本戦略6.効果的に脅せ
基本戦略7.相手をあせらせよ
基本戦略8.相手の話はよく聞け
基本戦略9.相手に共感を示せ
基本戦略10.相手を助けよ
基本戦略11.「相手の譲歩案」を自ら提案せよ
基本戦略12.自分の譲歩は高く売れ
基本戦略13.譲歩は小出しにせよ
基本戦略14.成果を欲張るな
基本戦略15.第三の道を探せ
基本戦略16.メールだけでの交渉には注意せよ
なんとなく、これを知っていれば交渉に強くなりそうに感じませんか?
交渉の基本戦略を身につけたい方には、最適な入門書だと思います。