「交渉力」を強くする

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、藤沢晃治さん著、『「交渉力」を強くする』です。


コミュニケーションというのは、ある意味、相手との交渉なのかもしれない。


交渉というと、何か買うときとか、契約を結んだりするときなどに必要な能力と思われるが、コミュニケーション能力の一つだと考えれば、「交渉力」が強い方が良いであろう。


この本では、上手な交渉を行うための16の原則について、身近な交渉事例を交えて解説している。



交渉に失敗するには、以下の10の原因があるそうだ。

原因1.性格が「お人好し」すぎる

原因2.自ら先に本音を明かしてしまう

原因3.主張に説得力がない

原因4.交渉姿勢がかたくなである

原因5.感情的になる

原因6.安易な妥結案に飛びつく

原因7.相手の話を聞かない

原因8.相手の視点で考えられない

原因9.相手に期待値を上げてしまう

原因10.ハッタリすぎる


どうです?思い当たる節があるのではないでしょうか。



一方、交渉に勝つためには、次の16の基本戦略がある。

基本戦略1.欲しがらないふりをせよ

基本戦略2.交渉決裂の恐怖に耐えよ

基本戦略3.正しい根拠で主張せよ

基本戦略4.相手の期待値を下げよ

基本戦略5.巧みに吹っかけよ

基本戦略6.効果的に脅せ

基本戦略7.相手をあせらせよ

基本戦略8.相手の話はよく聞け

基本戦略9.相手に共感を示せ

基本戦略10.相手を助けよ

基本戦略11.「相手の譲歩案」を自ら提案せよ

基本戦略12.自分の譲歩は高く売れ

基本戦略13.譲歩は小出しにせよ

基本戦略14.成果を欲張るな

基本戦略15.第三の道を探せ

基本戦略16.メールだけでの交渉には注意せよ



なんとなく、これを知っていれば交渉に強くなりそうに感じませんか?


交渉の基本戦略を身につけたい方には、最適な入門書だと思います。