【合格体験記】二次試験:筆記試験合格から技術的体験論文提出まで(1)

筆記試験の合格を知ったのは、メールからです。メールのチェックをしていたら、(株)新技術開発センターより「技術士筆記試験合格おめでとうございます」のメールが目に入りました。


これは、二次の筆記試験終了後、(株)新技術開発センターよりメールで、試験の感触や受験番号の問い合わせがあり、それに答えていたから、それで連絡があったのだと思います。


自分では、合格発表の日をそれ程意識していなかったのかもしれません。(これが、口頭試験結果の発表の時は一転します。)


合格しているとのことで、今、日本技術士会のホームページで合格発表に自分の受験番号があるのを確認しました。




という具合に合格を知った訳ですが、口頭試験を受験するためには、技術的体験論文を書く必要があります。それでは、どのように技術的体験論文を書き、提出したかについてお話したいと思います。


これは、昨年の10月28日のブログにも書きましたが、まず始めに、どのように書くかについて、考えてみました。


何か、未知なものに取組むときは当然のことと思いますが、やはり事前に筋道を立てておいた方が取り組みやすいと思います。それから、何かミスや修正事項があったときも、この方がどのステップから直せばいいのかなど、修正までの分量や時間、内容なども推し量りやすいと思います。


まず、私は、技術的体験論文で求められるものは、技術士試験実施大綱より、応用能力、論理的考察力、課題解決力、だと考えました。もちろん、深く考えてこれが出てきた訳ではなく、ネットでの受験情報や図書館で見た受験参考書なども参考に導き出しました。


この考えに基づき、論文の中には、これらの能力を表すような表現を入れようと思いました。


次に業務概要ですが、これは技術士にふさわしい業績を2つ選ばなくてはなりません。この業務には、少なくとも1)専門とする技術を用い、問題解決を図った、2)その結果、成果が得られている、の2点は必要かと考えました。


これは、業務経歴書に書かれた業務の中より選択しなくてはなりません。この候補に挙げていた業務は3つ、予め想定はしていました。しかし、どれを主に、どれを従にするかとか、その詳しい内容までは詰めていませんでした。


この最初の取組みの時点で不安なことが一点ありました。


それは、現時点での技術評価です。私の取り上げようとしている業務は、既に私が在籍していた企業では廃業してしまったので、現時点での評価をいか様に表せばいいのだろうと思案していたというのが、技術的体験論文の取り組みスタート時です。


次回は、具体的にどのように考え、書いて、事前評価を行っていったかについて書きたいと思います。