官僚たちの夏
昨年、TBS日曜劇場でドラマ化されたものを見て、本屋で買ったものです。今まで、ずーっと積読でした。
読み始めると、小説なので、ストーリーに引き込まれて時間を立つのも忘れて読みふけってしまいますね。
- 作者: 城山三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/11/25
- メディア: 文庫
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この小説、風越信吾という通産省官僚を中心に、彼を中心とした人々とその人事と時代背景とともに、政策の考え方、必要な人材の変遷を描いているように感じました。
しかし、いつの世においても人は大事だということもこの本を読み、改めて自分に言い聞かせることができたと思います。
ヒト、モノ、カネを経営資源と言いますが、ヒトがいて、ヒトが動かなければ、他の資源があっても役に立ちません。ヒトのことが考えられる人になりたいと思います。
そういえば、ドラマの方ではコブクロが歌う主題歌「STAY」も良かったですね。
もう一つに収穫は、城山三郎さんは経済小説の分野を確立された方なので、そのような小説って、どのような描き方、書き方をしているかということを知ることができた点です。
昨年のテレビドラマで感激した方、良かったと感じた方は、一読されてはいかがでしょうか。ドラマとは違った感触が得られることと思います。