官僚たちの夏

読書本の紹介です。城山三郎さん著、「官僚たちの夏」です。


昨年、TBS日曜劇場でドラマ化されたものを見て、本屋で買ったものです。今まで、ずーっと積読でした。


読み始めると、小説なので、ストーリーに引き込まれて時間を立つのも忘れて読みふけってしまいますね。


官僚たちの夏 (新潮文庫)

官僚たちの夏 (新潮文庫)


この小説、風越信吾という通産省官僚を中心に、彼を中心とした人々とその人事と時代背景とともに、政策の考え方、必要な人材の変遷を描いているように感じました。


しかし、いつの世においても人は大事だということもこの本を読み、改めて自分に言い聞かせることができたと思います。


ヒト、モノ、カネを経営資源と言いますが、ヒトがいて、ヒトが動かなければ、他の資源があっても役に立ちません。ヒトのことが考えられる人になりたいと思います。


そういえば、ドラマの方ではコブクロが歌う主題歌「STAY」も良かったですね。



もう一つに収穫は、城山三郎さんは経済小説の分野を確立された方なので、そのような小説って、どのような描き方、書き方をしているかということを知ることができた点です。


昨年のテレビドラマで感激した方、良かったと感じた方は、一読されてはいかがでしょうか。ドラマとは違った感触が得られることと思います。