図書館で借りるJAZZアルバム−その93−

相変わらず雑然とした書斎の中で、書き綴る図書館で借りてきたジャズCDアルバムの紹介です。


1曲目は、ビル・エヴァンスの「スターフィッシュ&ザ・ムーン」です。


97年5月NY録音。サックス奏者ビル・エヴァンスは今回、スキャットのヴォーカルを起用しています。

ソプラノサックスの旋律がなんとも言えぬ趣を私は感じます。それは、夜明けの水平線に、光が増してくる風景を眺めているかのようにも思えてきます。


スターフィッシュ&ザ・ムーン

スターフィッシュ&ザ・ムーン


曲目
1. サムシング・イン・ザ・ローズ
2. スターフィッシュ&・ザ・ムーン
3. リトル・スロウ・ポウク
4. アイル・ミス・ユー
5. ウィスキー・トーク
6. ザ・ラスト・グッドバイ
7. レッド・ドッグ
8. イッツ・オンリー・ヒストリー
9. ビッグ・ブルー・ハット
10. シェイディ・レディ




2枚目は、ラルフ・タウナ―の「ロスト・アンド・ファウンド」です。


CDの表には「弦想」と書いてあったが、聴いてみると、このラルフ・タウナ―の演奏は凄い。彼のアコスティック・ギターの音色は力強く、そしてクリアである。


アルバムに取り上げられている曲も、前衛的な雰囲気があるもので取りそろえられており、まさに透明な音宇宙のエッセンスを凝集した小品集と言えるだろう。


また、テニ―・グッドフューのサックスの音色もすばらしい。


ロスト・アンド・ファウンド

ロスト・アンド・ファウンド



曲目
1. ハービンガー
2. トリル・ライド
3. イーラン・ヴィタル
4. サマーズ・エンド
5. コル・レグノ
6. ソフト・ランディング
7. フライング・カウズ
8. モン・アンファン
9. ア・ブレス・アウェイ
10. スクリムシャウ
11. ミッドナイト・ブルー…レッド・シフト
12. ムーンレス
13. スコ・コーン
14. タトラー
15. タクシーズ・ウェイティング