図書館で借りるJAZZアルバム−その91−

うず高く積まれた本の山が山脈のように連なる書斎で鑑賞しています。図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。



1枚目は、エラ・フィッツジェラルドの「ザ・ジョニー・マーサー・ソングブック」です。


作詞家としてだけではなく,作曲家としても傑作を書いているジョニー・マーサーの作品を13曲ピックアップしているアルバムです。


ダイナミックさと繊細さを併せ持ったエラの素晴らしさを満喫できる佳作です。編曲もスイング感に溢れたスマートな仕上がりになっています。曲の移り変わりが、昔のアメリカ映画やTVドラマで流れていた曲の雰囲気です。

1964年10月19-21日 ロサンジェルス、ユニバーサルレコードにて録音



曲目
1. トゥー・マーヴェラス・フォー・ワーズ
2. アーリー・オータム
3. デイ・イン・デイ・アウト
4. ローラ
5. ジス・タイム・ザ・ドリームズ・オン・ミー
6. スカイラーク
7. シングル・オー
8. サムシングズ・ゴッタ・ギヴ
9. トラヴェリン・ライト
10. 真夜中の太陽
11. ドリーム
12. アイ・リメンバー・ユー
13. 女が男を愛する時



2曲目は、クロード・ソーンヒルの「ザ・リアル・バース・オブ・ザ・クール」です。


本アルバムは1941年〜1947年に録音されたクロードソンヒルの名演を集大成したアルバムです。この人、楽団の指揮者なんですね。


録音年を見て頂いてもわかる通り、第2次世界大戦中、直後の録音なので、CDといってもレコードのような感じです。


昔の楽団ジャズが好きな人には堪らないアルバムなんでしょうね。1曲の演奏時間も長くないので、レトロに浸るにはいいかもしれません。