図書館で借りるJAZZアルバム−その82−

図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。


1枚目は、マル・ウォルドロンの「レフト・アローン」です。


1曲目のレフト・アローンはジャッキー・マクリーンのアルトがせつなく、メロウな感じで響いていく。


このアルバムは、ジャズ・ヴォーカル史上最高の女性歌手といわれたビリー・ホリディのピアノ伴奏者をきわめたマル・ウオルドロンが、ホリディの死後に捧げた追悼アルバムです。


解説を読むと、生前ホリディが歌っていたパートを、アルトサックスのジャッキー・マクリーンが吹いているそうです。


レフト・アローン

レフト・アローン


メンバー:マル・ウォルトロン(p)、ジュリアン・ユーエル(b)、アル・ドリアース(ds)、ジャッキー・マクリーン(as)

曲目
1. レフト・アローン
2. キャット・ウォーク
3. 恋の味をご存知ないのね
4. マイナー・パルセーション
5. エアジン
6. ビリー・ホリデイを偲んで


全体がしっとりとして、実に良いアルバムです。ウィスキーのグラスでも傾けながら、聴きたい、そんな一枚です。




2枚目は、ジュニア・マンス・トリオ&エリック・アレキサンダーの「グル―ヴィン・ブルース」です。


このアルバムもいいですよ。ブルース好きには堪らないかもしれません。曲が進むにつれて、これぞブルースっていう感じで、ジュニア・マンスのピアノがさく裂していきます。


ジュニア・マンスは、キャノンボールガレスピーらと共演を重ねてきたベテラン・ピアニストです。その彼の個性が遺憾なく発揮されているのではないでしょうか。


ゲストのエリック・アレキサンダーのテナー・サックスもグル―ヴィな雰囲気を出すのを引き立てています。


グルーヴィン・ブルース

グルーヴィン・ブルース


メンバー:ジュニア・マンス(p)、チップ・ジャクソン(b)、アィドリームス・ムハメッド(ds)、エリック・アレキサンダー(ts)


曲目
1. ナイト・トレイン
2. ブルーベリー・ヒル
3. ブルース・イン・ザ・クローゼット
4. ロンリー・アヴェニュー
5. ブルーン・ブギー
6. アイ・ガット・マイ・モジョ・ワーキン
7. オール・ブルース
8. バグズ・グルーヴ
9. アメリカ・ザ・ビューティフル