図書館で借りるJAZZアルバム−その68−
図書館で借りたジャズCDアルバムの紹介です。
1枚目は、ジャズ・アンバサダーの「ブルー・モンク」です。
このグループは、セロニアス・モンク・コンペティションの優勝者を中心としたグループとのこと。アメリカ国務省がアフリカにジャズ・バンドを派遣するにあたって、モンク・インスティテュートに対し、モンク・コンペティションのウィナーでバンドを組んではどうかと打診、その結果生まれたバンドである。
メンバー全員が顔を揃えたのは、ツアーの1週間前だったという。
このような環境や背景が違うメンバーが寄せ集められたバンドの中で、共通言語と言えるのは、このアルバムに収録されているようなスタンダードナンバーで、このツアーは、結果的にはこのアルバムを録音するためのリハーサル期間にもなっていたようだ。
といっても、皆それぞれのパートおいては教育も受けた優秀な人達である。このアルバムも聴いていて素晴らしい。
が、お利口な演奏なのかもしれない。あくの強さや飛び抜けた個性というものはあまり感じられなかった。
- アーティスト: ジャズ・アンバサダー
- 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 発売日: 1995/10/25
- メディア: CD
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曲目
1. アポロ
2. ブルー・モンク
3. イージー・トゥ・ラヴ
4. ソフィスティケイテッド・レディ
5. ウィスパー・ノット
6. スウィート・ジョージア・ブラウン
7. ラウンド・ミッドナイト
8. スノウ・スケープ
9. トリクロティズム
10. アイ・ミーン・ユー
11. ロンリー・ウーマン
2枚目は、マンハッタン・トリニティ+1の「それぞれの記憶」です。
私の好きなマンハッタン・トリニティです。今回は、ゲストにテオドロス・エイヴリィ(ts、ss)を迎えています。
1曲目の「Make Me A Memory」からのめり込んじゃいます。この曲、グローバー・ワシントンJrの曲なんだけど、テオドロス・エイヴリィのテナーも良いですよ。
10曲中3曲でこのサックス奏者のエイブリーをフィーチャー、変化に富んだ聴きやすい構成が魅力的です。
コンテンポラリーなヒット曲からはじまり、幅広くカヴァーした選曲も充実しています。
- アーティスト: マンハッタン・トリニティ+1
- 出版社/メーカー: M&I
- 発売日: 2004/06/16
- メディア: CD
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曲目
1. メイク・ミー・ア・メモリー
2. ハロー(出会いの扉)
3. 悲しみよさようなら(フェリシダーテ)
4. カタロニアン・ナイツ
5. クワイエット・ナウ
6. チーズ・ケイク
7. ピース・アンド・ラヴ
8. スピーク・ライク・ア・チャイルド
9. ライト・アミドスト・ダークネス
10. モルダウ