図書館で借りるJAZZアルバム−その65−

図書館で借りてきたジャズCDアルバムの紹介です。


1枚目は、ビル・チャ―ラップ・トリオの「星の降る夜」です。

大人のジャズっていう雰囲気だね。


バーかクラブなんかで、薄暗い明りの中でグラスを傾けながら、ゆったりと聴くには、まさにピッタリなんじゃないかな。
ビルの強いタッチで奏でるピアノもいいし、そのバックでしっかりとコードをつま弾くピーター・ワシントンのベースも聴き逃せない。


解説にも書いてあったが、ビル・チャ―ラップの聴きどころは、彼のピアノプレイのアドリブ、アドリブしていないところ。曲をさっと流して「私の言わんとしているところは曲ではありませんよ、曲の次に展開されるアドリブですよ」っていう彼の主張だと思います。



星の降る夜

星の降る夜

  • アーティスト: ビル・チャーラップ・トリオ,ビル・チャーラップ,ピーター・ワシントン,ビル・ワシントン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/09/27
  • メディア: CD
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曲目
1.イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト
2.ドリーム
3.ザ・マン・ザット・ゴット・アウェイ
4.ブルー・スカイズ
5.ホエア・ハヴ・ユー・ビーン?
6.ホエア・オア・ホエン
7.オン・ア・スロー・ボート・トゥ・チャイナ
8.ワン・フォー・マイ・ベイビー
9.アイル・ネヴァー・ゴー・ゼア・エニモア
10.ローレライ
11.イット・ワズ・リトン・イン・ザ・スターズ

個人的には、3曲目の「THE MAN THAT GOT AWAY」が好きです。



2枚目は、ソニー・クラークの「ザ・コンプリート・クール・ストラティン・セッション」です。


このアルバムもいかにもジャズっていう曲をふんだんに聴かせてくれる1958年1月5日録音のアルバムです。


これ史上空前の大ヒットアルバムとのことですが、頷けます。すごく演奏も熱いし、曲もいいし、聴いていて乗ってくる、そんな感じです。


1曲目は、冒頭ジャッキー・マクリーンの熱い情感たっぷりのアルト・サックスで飛ばし、次にソニー・クラークのピアノのメロディに体を揺する。本当、いい感じの演奏が続きます。




メンバーは、アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、ソニー・クラーク(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)


曲目
1. クール・ストラッティン
2. ブルー・マイナー
3. シッピン・アット・ベルズ
4. ディープ・ナイト


本日、紹介した2枚のアルバムはお奨めです。

書斎で挽きたてのコーヒーでも飲みながら、ジャズを聴いて、ゆったりとした休日を過ごされてみてはいかがですか?